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クラスレポート

04月18日、ピーター先生のレギュラークラスのテーマは『物議(controversy)をかもした児童文学(children’s litterature)』でした。

米国で(多くの場合、主に宗教保守によって)検閲・攻撃され、図書館などから引き上げられることもあった、子ども向けの文学についてみんなで考えてみました。

レッスンでは、まず実際に、具体的なタイトルを取り上げて、作品のどの部分が論争を引き起こしたのかチェックした後、それでは、「子ども向け文学の役割は?」、「偉大な子ども向けの文学とは?」といったトピックについてディスカッションしました。

以下に、実際に、どんな児童文学が論争の的になったのか? その一部を紹介してみたいと思います。

みなさんは、どう思いますか?

●『ロバのシルベスター君と魔法の小石のお話』(Sylvester and the Magic Pebble)
  • 1969年に出版
  • 話に登場する「豚の警官」が、警察権力をバカにしている、という論争にまで発展し、一部の州で発禁になった。

Sylvester and the Magic Pebble (Aladdin Picture Books)

  • 作者: William Steig
  • 出版社/メーカー: Aladdin
  • 発売日: 1987/04/02
  • メディア: ペーパーバック
The Five Chinese Brothers
  • 1938年に出版された児童文学の古典
  • もともと、中国に伝わる民話をベースにした話
  • 「顔色の悪い黄色い肌、つりあがった細い目」という描写が、中国人に対するステレオタイプを助長する、と指摘され1970年代に論争が起きる。

The Five Chinese Brothers (Paperstar)

●Judy Blumeの一連の本
  • 「10代の性」「離婚」などのテーマを扱った人気作家Judy Blumeの一連の子ども向けの小説が、主に宗教右派の攻撃の対象になってきた。

Forever . . .

●Heather Has Two Mommies
  • 初版は1989年
  • 二人のレズビアン・マザーに育てられる子どもHeatherのお話
  • 「伝統的な家族の形に反する」として論争のターゲットになった。

Heather Has Two Mommies

●『タンタンタンゴはパパふたり』And Tango Makes Three
  • 「雄同士のペア」で、卵を孵化させ、子どもを協同で育てている実在するペンギンのカップルを描いた絵本
  • 実話に基づいた絵本であったとしても、同性どうしの関係について子どもに教えるのは適切ではない、と考えるたくさんの親がいて論争になる

And Tango Makes Three

●ゾウのバーバル(Babar the Elephant)
  • 1931年に発表された絵本
  • 洋服を着たゾウの王様という設定自体が、「未開」の文明を開化するという視点を反映したものであり、帝国主義的であると批判されたことがある。

Babar’s World Tour (Babar (Harry N. Abrams))

●『しろいうさぎとくろいうさぎ』(The Rabbits’ Wedding)
  • 白いウサギと黒いウサギの結婚が、「異人種間の婚姻」を想起させるとして50年代に非難された。

The Rabbits’ Wedding

●『ハリーポッター』シリーズ
  • 言わずと知れた世界的ベストセラーシリーズ
  • 「オカルト」、「暴力的」、「反家族的なバイアスがかかっている」との批判が出たことがある

Harry Potter and the Philosopher’s Stone (UK) (Paper) (1)

モーリス・センダックの『かいじゅうたちのいるところ』(Where the Wild Things are)と『まよなかのだいどころ』(In the Night Kitchen )
  • 『かいじゅうたちのいるところ』(1963)は、モンスターが子どもには、グロテスクすぎる、と出版当時、一部の親の間で非難された。
  • 『まよなかのだいどころ』(1970)、「裸の男の子」が動きまわる姿が、しばしば論争になってきた。

Where the Wild Things Are (Caldecott Collection)

In the Night Kitchen (Caldecott Collection)

※ モーリス・センダックについては、『Where the Wild Things are』の映画化が進行中だったり、去年80歳にしてゲイとしてカムアウトしたり、ピーター先生のレッスンでも詳しく取り上げられたので、時間があれば、別の記事を設けて紹介したいと思っています。

(Arashi)

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